マチュピチュへ行く前に知っておきたい!基本情報

ペルー
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15世紀インカ帝国によって建設された空中都市マチュピチュ。未だに謎が多く、多くの観光客を惹きつけます。日本からマチュピチュに訪れるには下調べは必須です。そこでこの記事ではマチュピチュに行く前に必要な情報を解説いたします。参考になれば幸いです。

【この記事を読んでわかること】

  • マチュピチュの歴史
  • マチュピチュへの行き方
  • 現地で知っておきたい情報

マチュピチュの歴史

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マチュピチュは1450年ごろに造られたと言われています。16世紀前半、スペインによりインカ帝国が滅ぼされましたが、標高2400mに造られたマチュピチュは見つかることなく残されました。1911年、ハイラム・ビンガムによって発見されます。インカ帝国時代の都市遺跡がそのまま残されているマチュピチュは、マチュピチュ国立公園に指定され、ユネスコ文化・自然複合遺産に登録されています。

マチュピチュへの行き方

日本からマチュピチュに行くためにはまずペルーの首都リマまで行きます。日本からの直行便はないので、メキシコやアメリカなどで乗り換えが必要です。国内線に乗り換え古都クスコまで飛行機(約1時間)、もしくはバス(約20時間)などで向かいます。クスコからマチュピチュ駅までの乗車駅はクスコ近郊のポロイPoroy駅、オリャンタイタンボOllantaytambo駅がありますが、後者の方が運行数が多いため利用する人が多いです。オリャンタイタンボ駅までは車かバスで行きます。マチュピチュ駅に着いたら、専用バスでハイラム・ビンガムロードの坂を25分ほど登れば到着です。

クスコからのツアーでマチュピチュへ

クスコの旅行会社では列車のチケット販売だけでなく、ガイド付きのツアーもあります。英語・日本語のガイドがあり、同じツアーでもランチ、送迎付きなどで料金が変わるので、旅行会社で相談してみると良いでしょう。

チケットは事前に購入しておきましょう

マチュピチュ行きの列車を運行しているのはペルーレイルPerurail、インカ・レイルInca Railの2社があります。各社のウェブサイトから購入が可能です。ハイシーズンは満席でチケットが取れないこともあります。現地では、リマの空港、クスコの空港とアルマス広場にあるオフィス、ワンチャック駅、オリャンタイタンボ駅などで購入できます。旅行会社に依頼した場合、クスコ市街からポロイ駅までの送迎、クスコからオリャンタイタンボ駅までの移動も含まれたものが一般的で便利です。

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乗車にあたり注意しておきたいこと

乗車にあたりパスポートなどの身分証明書が必要です。ホテルに置いていかないようにしましょう。また、列車に持ち込める手荷物はバッグのほかに一人一つまでです。大きさは縦、横、高さの合計が157cm以下で重さは5kg以下となっていますが、マチュピチュ村に宿泊する方も多いので、スーツケースなどは専用スペースに置いてくれます。

ペルーレイルの列車のタイプ

ハイラム・ビンガム

一番等級の高い豪華列車。列車内でのブランチ、ディナー、アフタヌーンティー、マチュピチュの入場料、マチュピチュ駅からマチュピチュまでのシャトルバス往復乗車券、列車内での英語ガイド料が含まれています。ポロイ駅からマチュピチュまで片道585USドル~、マチュピチュからポロイ駅までは片道560ドル~です。

ビスタドーム

車両の上部と側面がガラス張りになっているので、風景をパノラマで楽しむことができます。行き・帰りどちらにも軽食とドリンクが付きます。ポロイ駅からマチュピチュまで95~115USドル、オリャンタイタンボ駅からマチュピチュまで85~125USドルです。

エクスペディション

最もリーズナブル。飲み物とスナック菓子のサービス、車内販売も行われます。ポロイ駅からマチュピチュまで75~90USドル、オリャンタイタンボ駅からマチュピチュまで60~105USドルです。

運行時間オリャンタイタンボ駅からの出発:5:05~21:00  一日18本
マチュピチュ村からの出発:5:35~21:50 一日17本
所要時間約1時間半

インカレイルの列車タイプ

プライベート

最高級の列車。列車内にはバルコニーやバーカウンターがあり、コース料理の食事がつきます。

ファーストクラス

バーカウンターの設備があり、コース料理の食事がつきます。大きな窓があり、景色を楽しむことができます。

The 360°

他のクラスよりも窓が大きく、景色をパノラマで楽しむことができます。ランチボックス付きです。

ボイジャー

一番リーズナブルな列車です。スナック菓子が付きます。

シャトルバス

マチュピチュ村から遺跡まではシャトルバスが出ています。約10分間隔で運行されていますが、ハイシーズンの時は一時間ほど並ぶことも。バスチケットはバス停横のオフィスで当日でも購入可能ですが、ツアーなどで行く場合は事前に発券されていることがほとんどです。また、マチュピチュへの入場券を持っていないとバスには乗ることができないので注意が必要です。

運行時間マチュピチュ村からの出発:5:30~15:30(遺跡の最終入場時間は15:00)
遺跡からの出発:6:00~17:30
料金片道12USドル(往復24USドル)
所要時間約30分

マチュピチュ観光で注意しておきたいこと

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マチュピチュ入場券の購入方法

入場券はマチュピチュ遺跡の入り口では購入できません。以下のサイトから事前に購入しておきましょう。
※ツアーの場合はチケットが列車のチケットとセットでついていることがほとんどです。

Machupicchu – Página Oficial

マチュピチュ遺跡の入場制限

マチュピチュ遺跡において新たな入場制限が設けられ、入場時間帯と退出時間が決められています。また、遺跡退出後の再入場はできません。最大滞在時間は4時間ですが、17時半閉園なので、16時に入った場合でも17:30までの滞在となります。また、マチュピチュを高い場所から楽しむことができるマチュピチュ山とワイナピチュ山ですが、ワイナピチュは1日400名のみの入場、マチュピチュ山は1日800名のみの入場です。特にワイナピチュは数ヶ月前から予約が埋まってしまうので事前予約は必須です。

傘の持ち込みについて

マチュピチュ遺跡に傘を持ち込むことは禁止されています。しかし、マチュピチュの天気は変わりやすいのでレインコートを持っていくと良いでしょう。

トイレについて

マチュピチュ遺跡にはトイレがなく、入り口の外にしかありません。遺跡に入る前に必ず済ませておきましょう。ペルーのトイレはペーパーが備えられていないので、トイレットペーパーは持ち歩くことをおすすめします。また、トイレは有料なので現地通貨を用意しておくと良いでしょう。

高山病について

標高2400mにあるため、高山病には注意しましょう。日本で高山病の薬を処方してもらうのが一番安心ですが、現地でも市販されているので購入するのも手でしょう。また、睡眠の確保も大切です。

マチュピチュ村(アグアス・カリエンテス)

マチュピチュ村は遺跡のふもとに広がる村です。川が中心となった村でまるで日本の温泉街のようです。村はずれに水着着用で入れる温泉プールもあります。筆者も入ったことがあるのですが、温泉というにはぬるく臭いが強いので苦手な方もいるかも知れません。5:00から20:30まで開園しており、19:30が最終入場です。料金は20ソル(2023年2月の為替で700円ほど)です。

他にもお土産やさん、レストランなどたくさん散策スポットがあるので、マチュピチュに行った際には観光の時間を設けると良いでしょう。

マチュピチュに行ってみよう

いかがでしたでしょうか。ペルーに訪れた際には必ず行っておきたいマチュピチュ。マチュピチュに行く際には知っておきたい基本情報をご紹介いたしました。この記事が参考になれば幸いです。

ペルーに行く際には知っておきたい情報はこちらから!おすすめの観光地や治安、費用についてご紹介しています。

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